半空洞男女関係

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さよなら、インタフェース読んだ

 

さよなら、インタフェース -脱「画面」の思考法

さよなら、インタフェース -脱「画面」の思考法

  • 作者: ゴールデン・クリシュナ,武舎るみ,武舎広幸
  • 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
  • 発売日: 2015/09/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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読んだ。サービス提供するときに、とりあえずアプリでと考えがちだけど、もう少し広い視点で考えたほうが、わけわからないアプリにならない。こういう話が例とともに書かれている。

リアクティブ型の体験からプロアクティブ型の体験へ。やっておきましたよ、としてくれる。ヘイシリ、オッケーグーグル、じゃなくて、サンクスシリ、サンキューグーグルという方向へ。そのためには機械学習なりデータ分析が必要ですよね、という展開。

最後はプライバシーポリシーなど問題点に触れる。No UIだけれど高度なカスタムはやっぱりGUIが便利。No UI最高じゃなくて適材適所で使いましょうという感じ。

 

例やデータがきちんと紹介されていて面白い。文体は極めて口語的な感じで楽に読めた。

 

このあと融けるデザインとか読むと具体的な流れが見えて面白いかもしれない。

 

融けるデザイン ―ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論

融けるデザイン ―ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論

 

 

追記だけど、グーグルもフェースブックも、サイト滞在時間が長いほどよいという価値観で動いているのは問題である、という意見には同意。なるべく人の時間を無駄にしないほうがいいはずだと思う。広告収入に頼るタイプのビジネスだとこうなってしまうはずだけど、それならどうしたら良いのか。

SNSはたのしいが、広告がつきものである。うまいことやっていくにはどうしたらよいか。

そういえばTwinkrun考えてた時もスゴい時間がかかったしそういうもんなのかもしれないと思った。Twinkrunのアイディアに切り替えたのは締切3~4時間前だった気がする。アイディア自体は割と初期に出てて、それをブラッシュアップしたものだった。


Twinkrunのアイディアについて分析したブログをこの前偶然発見した。発見した時は言及されてたワーイで終わってしまっていたんだけど、よくよく考えると訂正すべきことがあるかも、と思ったので言及しておきたい。

pika-shi.hatenablog.com

① 「A で B する」を逆にする

世にあるサービスの「A で B する」の A と B を入れ替えてみる,すなわち目的を手段化してみると,面白いアイデアが生まれることがある.

Twinkrun, Peta Peta - 「スマホでゲームする」→「ゲームでスマホを使う」 スマホを身に付けておこなう鬼ごっこ.世に溢れているスマホゲームとは逆で,従来のアウトドアゲームにスマホを持ち込んでいる.「スマホは画面を見るもの」というステレオタイプにとらわれない発想がよい.

それはそういう風に考えたわけではなくて、関係を作った結果そういう構造になっただけであって、これは特長であるんじゃないかと思う。特長はブラッシュアップするときに役立つことであり、発想のきっかけではないのではないか。発想した後に、どうやって削っていくか、どこを削ってよくてどこを削っていけないのかを考えるときに役立つと思う。

考えていった時の制約は

  • まずテーマが提示されていて「外に出て体を動かして遊ぶ新しいスマホアプリ」だった
  • まず目標設定として「全力で走らせる」があった
    • そこに向けてどうやって設計していくか?
  • 全力で走らせるには、画面とか見てられない
  • あるある系のARGゲーはやらない

このあたりだった。あとは色々案を出し合いながら色々…。

だからなんだという話ではないのだけれど、まあなんとなく、実際はこうでしたって話を書いておいたほうがいいかなと…。

上の記事のアンチパターンとかはそうかも、という気がします。とはいえなかなかいい企画を作り出すのは難しいっすね。