田町アドベントカレンダー2日目:Suica誕生秘話
田町アドベントカレンダーの2日目です。前回はmactkgさんの 田町アドベントカレンダー1日目:お台場レインボーバスでした。
http://connpass.com/event/1533/
今日は有名かもしれないけど僕は去年まで知らなかった話を紹介したいと思います。また田町色は薄いです。だんだん濃くして行けばいいのだよ…
Suica実証実験
Suicaが生まれたのは僕が小学生になった数年立った頃、今から10年近く前になると思いますが、当時は非接触式ICカードなんてものも珍しかった時代だったと思います。JRはそれより前、僕が生まれていない頃から研究をしていたようです。技術も今と変わらないレベルまで上がってきた中、Suica搭載の自動改札機のデザインが行われていました。しかし、なかなか苦戦していた様子です。
実際に試作してテストしてみると、ちゃんと通れない人が半数近くに登りました。(中略) お財布ケータイやセキュリティカードに慣れた現代の皆さんなら、カードを当てる場所はすぐにわかるでしょうし、当ててから、機械が反応するまでにほんの少し「間」があることも知っています。でも当時の人はそんな機械は見たこともなかったので、当てる場所さえ見当がつかず、ちょっとカードを止めるコツなど誰も知らなかった。
そこでお助けを求められたのが、山中俊治さんです。彼は実験の企画書を書くのですが、それがJRにウケて、実際に実験を行うことになります。その会場が、田町駅の臨時改札口だったようです。(これって今無いよね?)
実験は田町の臨時改札口で行うことになりました。二日間の実験でしたが、準備には2ヶ月以上を費やしました。(中略) 実験では驚くような光景がたくさん見られました。今では考えられないことですが、カードを縦に当てる人、アンテナの上で激しく振る人、有人の改札機のようにカードを機械に見せて通ろうとする人、ともかく光っている所にかざす人…。
すごいですね。新しい技術を皆に使ってもらうには、いかに行動を誘導するかが重要か分かります。 この実験をもとに作成したプロトタイプが、今皆さんが使っている自動改札機とほぼ同じようになるというものだった、ということですね。
まとめ
というわけで、今回は田町駅が舞台となった(?)エピソードをご紹介しました。我らが田町駅でこんな実験が行われていたとは興味深いですね。普段田町駅をお使いの田町-erの皆さんは、月曜日にでも「あー、この角度はここで生まれたのか―」とか思って定期券のSuicaをタッチすると良いんじゃないかなとおもいます。
なんかギズモードみたいな記事になってしまった。すいませんでした。明日こそはもうちょい田町的な話をしようと思います。
それと高校の先輩のJA1TYEさんとkanm_inさん、後輩のyosida95くんが田町アドベントカレンダーに参加してくれました。ありがとうございます。JA1TYEさんとyosida95くんはわざわざ一週間強ずつ開けて参加登録してくれるとは本当にありがたいです^^