LineFORM見て考えた
LineFORM見ました.すごいですね.ウイーンってカッコいい.LineFORMが出てきた時に,みんなすごいと思った.これを作ったのはすごい,夢のデバイスの1つかもって考えたと思ったにちがいない.あれもこれも1つの「棒」で出来て,よく考えられているなあ,こんなものを作ってしまうなんてMITはやっぱ違う.って思ったにちがいない.
それで,僕が最初に着目してしまっていたのはこれをどうやって作るのかだとか,そういうことでした.沢山のサーボモータが使われていそうだとか.あとは,いやしかし,こんなん何に使えるんだろうなあ,身近な製品に入ってくるのだろうか?とか.でもよく考えてみると,キーポイントはそこじゃなかったかもっていうことです.
大切なのは,この0:42あたりからの部分じゃないかと思いました.
ポイントなのは,こうしたデバイスがあった時に,こういう操作方法が考えられるのではないかと示していることではないかと思います.なにか棒状のデバイスがあったとしても(たとえばケーブルとかもそうかも,あとちょっとした道具とか,まだわからないですが),ディスプレイは無いので,どうやって状態を伝えるかとかそういう問題が出てくる.つまり,ただの棒状の物体が,どうやって人間と情報共有するのか.それを1つ1つ例で示して,こんなパターンがありますねとまとめた.実はそこがポイントであるかもしれないです.
何かデバイスを作っただけでは意味が無いですが,それが全く新しいものだったりした時には,そもそもそれをどうやって人間が使うのか?という問題が湧き出てくるのだと思います.そこを捉えて考えてみるのが大切かもしれないです.そして論文にまとめたり,動画にしてみんなが参照できるカタチにすれば,様々な人々を刺激して,人々の創作のアイディアになるのだと思います.
でも気になることがあります.どうしてこんなデバイスを考えたのかということです.この研究を行っているTangible Media Groupのページを見てみると,似ている研究が見つかりました.
この論文のrelated worksをちょっと見てみると,
In the field of human-computer interaction, cords have not yet been extensively explored. The most relevant work is by Schwarz et al. [7]
らしいです.この[7]で参照されているSchwarzの研究を見てみます.
確かに,もっとやれそうです.cord UIsは入力だけだったので,ケーブル自体が変化することができたらもっと色々やれることがあるかもということでしょうか.
思ったより,シンプルな流れでした.
今回は試しに,少し考えてみたことをブログにまとめてみました.特別な理由があるわけではないのですが,残しておきたかったのと,他の皆さんはどういう風に考えているのだろうなと思って,書きました.これからもちまちまこういう記事を雑に書くかもしれませんが,よろしくお願いします.